青天霹靂の読み方
せいてんへきれき
青天霹靂の意味
青天霹靂とは、「人を驚かせるような突然の出来事」のことです。
「青天の霹靂」とも言います。
日常ではあまり使うことはありませんが、ビジネスや結婚式などでスピーチをするときに使われることがあります。
「驚いた」という意味で使うとちょっと知的な感じがしますよね。
霹靂とは、急に鳴りだす激しい雷のことです。
雲一つない青空から突然激しく雷鳴がとどろく様子を表しています。
なんとなく悪い意味で使われるイメージを持たれていることが多いですが、「思いがけない変化」という意味もあり良い意味でも使われる言葉です。
なお、「晴天」とするのは間違いなので、気を付けましょう。
語源・由来
南宋の詩人である陸游(りくゆう)の逸話に由来しています。
ある日、病気だった陸游が突然起き上がり、猛烈な勢いで詩を書き始めたそうです。
その勢いは、龍が天に昇り青天に雷を鳴らすかのようだと言われるほどのものでした。
このことから「突発的に起こること」という意味が生まれたんですね。
また、その筆の勢いの良さのことを表す「のびのびとしていて躍動的な筆勢」という意味もあります。
使い方(用例)
・こんなに素敵なお嫁さんをもらってくるなんて、青天霹靂だな。
・まるで青天霹靂のように合格通知が届いた。
・まさに青天霹靂の事故だった。