ドラフトの意味
ドラフトとは、
- 人を選抜すること
- 下書きや草稿のこと
です。
ドラフトは様々な分野で使われる言葉で、意味もたくさんあります。
中でもよく聞くのは、野球の「ドラフト会議」や生ビールを意味する「ドラフトビール」などですね。
建築業の人などは設計図やその下書きのことを「ドラフト」と呼ぶこともあるかと思います。
英語としては「すきま風」や「徴兵」など、カタカナ語よりもっとたくさんの意味で使われます。
語源・由来
ドラフトの語源は、「引く」という意味のラテン語です。
つまり、ドラフト会議は「人を引く(引き抜く=選抜する)」、ドラフトビールは「樽から引いたビール」、設計図や下書きを意味するドラフトは「線を引いた図」という風に読み解くことができます。
ドラフト会議の仕組み
野球ファンにとっては、年に一度のドラフト会議も楽しみの一つですよね。
ドラフト会議とは、「プロ野球において新人選手の獲得交渉権を得るための会議」です。
プロ志望届を出した「日本国籍の選手」および、「日本の学校に在学、社会人団体に所属した経験のある選手」を対象に、ほしい選手を各球団が指名します。
現在、プロ野球入りするためには、必ずドラフト会議を通じないといけないルールがあり、ドラフト外入団は認められていません。
入団拒否はできるの?
ニュースでは、高校野球などで人気を集めた選手の交渉権をめぐって、多数の球団がくじ引きをする場面が流れますよね。
あのくじで当たりを引くと、その球団にだけ交渉権が与えられるということです。
あくまでも当たりを引いた球団は「交渉権」を得るだけなので、交渉内容によってはもちろん拒否することも可能です。
しかし、次のドラフト会議までは他の球団とは交渉ができないため、拒否した年はプロ野球入りができず、「野球浪人」状態になります。
使い方(用例)
・大型新人をかけて、今年のドラフト会議は大盛り上がりだ。
・ドラフトビールのお祭りが横浜で開催されるそうだ。
・建築の授業でドラフトの書き方について勉強した。