ありよりのありの意味
ありよりのありとは、肯定を表す若者言葉です。
「今夜飲みに行くのどう?」「あ~、アリだねー」というような会話を誰でも一度はしたことがあると思います。
この場合の「アリだね」は、「いいね」「賛成」という肯定の意味の言葉です。
ありよりのありの「より」は、一方に傾くという意味の「寄る(寄り)」です。
このことから、ありの中でもありに傾いているということで、「大あり=大賛成」という意味になります。
また「完全にありではないけど、ありでもいいかな……」という7,8割くらいの賛成の気持ちを表す言葉として使われる場合もあり、文脈を読むことが大切ですね。
派生語
派生語として、
- なしよりのあり……”なくはない”や”なきにしもあらず”と同じ意味
- ありよりのなし……あると見せかけてない(「イケメンだけど性格が悪い人はありよりのなし」など)
- なしよりのなし……完全になし
があります。
若者はこれで会話が本当に通じているのかと思ってしまいますが、このはっきりしない言い回しは日本人独特の空気感もありますね。
使い方(用例)
・「数学の先生イケメンじゃない?」「わかる!あれはありよりのありだわ。」
・今回登場した新キャラありよりのありだな……。
・「唐揚げに勝手にレモンかける奴なしよりのなしじゃね?」「えっなしよりのありでしょ」