パトロンの意味とは

パトロンの意味

パトロンの意味とは、

  1. 芸術家や活動団体の援助人
  2. 水商売などの金銭支援者、芸者の旦那

です。

 『モナ・リザ』のレオナルドダヴィンチ、

 『ロミオとジュリエット』のシェイクスピア、

 『ノクターン』のショパン。

――誰もが知っている、有名な芸術家ですね。

この偉人たちの共通点こそ、バックに【パトロン】がついていたことなのです。

彼らの時代には経済力の影響が大きく、たとえ才能があろうとも、パトロンのバックアップなしに成功することは出来なかったと言われます。

また現代では、金銭のサポートに限らず、パトロンの持つコネクションや影響力を使って支援するスタイルも多く見られます。

パトロンのシステム

パトロンの仕組みを抑えましょう。

パトロンの成立条件

有力者〈=資産や地位を持った人〉が

特定の人物や団体の魅力〈=活動・人柄・才能〉に対して

自分の財産〈=金銭・人脈・影響力〉を投資してもいいと考えた時、

このサポートシステムは初めて成り立ちます。

パトロンは言葉を換えれば《人の魅力に対して投資する有力者》とも言えますね!

具体的な支援の方法

具体的には、

  • 生活の費用を負担したり
  • 創作物を購入したり
  • 活動の場を与えたり
  • 豊富な人脈を駆使して(有益な人物との)コネクションを作ってあげたり

します。

この金銭・人脈・影響力などによる支援は[patoronage](パトロネージュ)と呼ばれます。

パトロン側のメリット

パトロンの支援に対し、物質的な見返りはありません。

支援を受けた者は、自身の活動に励んで成果を挙げることでパトロンに恩を返します。

パトロン側のメリットを挙げると、

  • 力があってもチャンスや軍資金がない人を支援し、彼らが活躍することを純粋に楽しむ。
  • 有能な人物の後ろ盾となることで、自分の社会的地位を高める。

といったものがあります。

こうした利害関係は、現代でいう「スポーツ選手」と「スポンサー」の立ち位置にも例えられます。

パトロンの歴史――芸術家と支援システム

パトロンは、美術史には欠かせない存在。

その全盛期は中世ヨーロッパにあります。

中世ヨーロッパ

政治家・貴族など圧倒的な権力をもった富裕層がパトロンとなり、芸術家や音楽家・作家はもちろん、占い師・錬金術師(魔術師)哲学家・学者などまでが個人的な支援を受けていました。

19世紀初頭《資本主義時代》

経済的な平等化が進み、芸術家への支援は形を変えます。

ひとりのパトロンが個人的に莫大な金額を支援するのではなく、公的施設で芸術作品に触れてもらうことで、大勢の支援を少しずつ集めるようになるのです。

20世紀初頭

ヨーロッパでは地方自治体や国家が芸術家の支援をするようになりました。これは社会の財産として芸術が評価され始めたということでもあります。

また米国では、現在のように実業家や企業がスポンサーとなる例も出てきました。

芸術家の支援システムはこのように変遷してゆきました。

個人的に特定の人物を支援をする――純粋な「パトロン」が流行したのは、18世紀までと言えます。

使い方(用例)

パトロンと芸術家芸術家とパトロン

 ・その昔、優れた芸術家の傍には必ず”パトロン”がいた。しかし現代では、SNSを使ったセルフプロデュースが可能となり、資金がなくとも個人を売り出すことが出来るようになった。

パトロンは人の魅力へ投資する。資金提供をする代わり、自分では見られない夢を買う。

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