ナンセンスの意味とは

ナンセンスの意味

ナンセンスとは、「無意味なこと」「くだらないこと」「馬鹿げたこと」です。

例えば「ゴール設定のないミーティングはナンセンスだ」と言えば、ミーティングの在り方について否定的な意見を示したことになります。

このように相手を否定する時や、皮肉るときに用いられます。

日本語で「無意味だ」と言うと、かなり語感が厳しいですが、カタカナ語で「ナンセンスだ」と言うとやや柔らかい印象があります。

ナンセンスの語源・由来

英語の[nonsense]から来ています。

non〈否定〉+sense〈意味・価値〉なので、「無意味」が直訳です。

「君の服、ナンセンス!」は間違い

”ダサい”という意味で、「今日の君の服、ナンセンスだね!」なんて言う人がいるかもしれませんが、本来これは間違いです。

英語の[sense]には「意味・価値」の他に「美的センス」という意味もあります。日本語でセンスを用いるときは、後者の〈美的感覚の有り・無し〉を表すことが多いですね。

しかし、英単語[nonsense]の一部としての[sense]はあくまで「意味・価値」の意味しかもちません。ですから、「服がダサい(美的センスがない)」ことを表すときにナンセンスと言うのは実は正しくないのです。

ナンセンス文学――ナンセンスを逆手にとって

文学には『ナンセンス文学』というジャンルがあるのを知っていますか。

様々な意味を言葉に含ませることがユーモアの一般的な方法といわれますが、〈意味を成さないことによって逆にユーモアを引き出す〉のが「不思議の国のアリス」であり、〈何の意味のないという可笑しさ〉に芸術性を見出すのが『ナンセンス文学』の特徴です。

古くは民謡・童謡・民話・民衆劇・言葉遊び等の口承(書物の形でなく口伝え)が起源と言われています。

「不思議の国のアリス」のナンセンス

ナンセンス文学の古典はイギリスに集中しており、代表はディズニーでおなじみ「不思議の国のアリス」シリーズです。

作中のエピソードには次のようなものがあります。

  • ネズミの無味乾燥な話
  • ドードー鳥達の、ルールのないコーカス・レース
  • “誕生日じゃない日(なんでもない日)”をお祝いするお茶会
  • いかれ帽子屋の答えの用意されていないなぞなぞ など 

このような無意味な出来事はもちろん、「実はすべて夢」というオチによって、実は物語そのものが何の意味も持たなかったということに読者は気付かされるのです。

また、文中に何度も[nonsense]という言葉が用いられていることも、ナンセンス文学の代表とされる由縁です。

使い方(用例)

ナンセンスな4コマ漫画

・”仕事は我慢と忍耐”という考え方はナンセンス!そんなもの20世紀に捨ててくるべきだ。

・「筋肉痛が痛い」という表現には意味の重複があり、ナンセンスである。「筋肉痛だ。」というのが正しい。

・小さな失敗くらいでくよくよして時間を浪費するなんてナンセンスだ!そんな時間があるならば打開策を考えよう。

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