何卒の意味とは

何卒の読み方

何卒は、「なにとぞ」と読みます。

何卒の意味

何卒(なにとぞ)とは、

  1. 【相手に対して】どうか、どうぞ、なんとか
  2. 【自分が】どうにかして、なんとかして、是非とも

という意味です。

 何卒よろしくお願いいたします(どうかよろしくお願いいたします)

このように「何卒」は、ビジネスメールやかしこまった手紙の中で、慣用的に使われます。

話し言葉で使うとやや大げさな印象を与えてしまうことも。

何卒の意味は2つ

1.相手へのお願い(一般的な使い方)

先ほどのビジネスメールを見てみましょう。

 【例文】何卒よろしくお願いいたします。

 (どうかよろしくお願いいたします。)

ここでの何卒は「どうか」という意味。

〈相手へのお願いを強調〉する用法です。

2.自分の「手を尽くす」という意思

何卒には、実はあまり知られていない使い方があります。

日本の伝統的な人形劇(浄瑠璃)のセリフを例に見てみましょう。

 【例文】ほかのことならば何卒思案もいたすべきが

 (ほかのことならば何とかして考えたいけれども)

「どうにかして~する」という〈自分の強い意志〉を表しています。

現代ではあまり使わない意味ですが、教養として覚えておきましょう。

何卒を使うときの注意

何卒を使うときには、いくつかの注意点があります。

文中で丁寧さのレベルを合わせる

文章に何卒を使う場合は、その他の部分も丁寧に。

 【例文】×何卒お願いします→〇何卒お願い申し上げます

後者のように、言葉のレベルを合わせて使う方が自然ですね。

その他の注意

他にも、

  • ひとつの文章で何度も使わない
  • かしこまる必要のない相手に対しては使わない
  • 意味の重複となるので「どうか」と一緒に使わない(×どうか何卒)

などの注意点があります。

何卒の語源・由来

何とか(どうにか)+ ぞ〈強調の意味〉

→ 何とかぞ

この「何とかぞ」が訛って、江戸時代には「なにとぞ」という形になっていました。

意味ナビ!memo

何卒は日本で古くから使われる和語で、完全なる”当て字”です。

実は、ひらがなで書いてもまったく問題ありません!

ネットで検索すると”読み間違えエピソード”も満載の難読漢字なので、場面によってはむしろ平仮名を使ってあげるのが親切かもしれません。

誰にでも読みやすく、やわらかく奥ゆかしい印象を与えます。

使い方(用例)

何卒お願いっ!

・近頃はめっきり寒くなってまいりましたので、なにとぞご自愛ください。

・「君の頼みならば、何卒叶えてあげようじゃないか。」

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