葛藤の意味とは

葛藤の読み方

葛藤は、「かっとう」と読みます。

葛藤の意味

葛藤とは、

  1. 「相反する2つの感情の選択に迷うこと」
  2. 「人と人との対立・争い・もつれ」

です。

 「目の前のシュークリームを食べようか、我慢しようか……」

ダイエット中の人は誰もが、こんな「葛藤」を繰り返します。

〈食べたい/太りたくない〉〈食べるか/やめるか〉

二つの感情の間で揺れて、どちらの行動を選択するか決められないでいる状態です。

もうひとつの意味は「派閥間の葛藤」など、人間同士の争いや摩擦のこと。

総じて葛藤は、〈2つ以上の物事の対立〉を表します。

葛藤のふたつの意味

葛藤は次のように、大きく二つの意味に分けられます。

①ひとりの内部に起こるもの

ひとりの人間の内部に[欲求・感情・意思]などが2つ以上存在し、その間で板挟みとなり、決めかねている状態です。次の行動を選択出来ずにいます。

 【例文】好きな人の日記帳を見つけてしまった。「見ちゃいけない…」私の中の天使と悪魔が葛藤する。

一般的にこちらの意味で使われることの方が多いです。冒頭の例もこちらです。

区別するために「心の葛藤」という言い方をすることもあります。

②外部で起こるもの

人間同士や物事の対立、それに伴う争い・もつれを表します。

 【例文】はじめは仲のいい同僚だったはずが、片方の昇給により、次第に両者の間に葛藤が生じるようになった。

こちらの意味も使いこなせると便利です。

葛藤の語源・由来

葛藤の語源は、「葛(かずら)」と「藤(フジ)」という植物です。

どちらもツルが複雑に絡み合って生える性質があることから〈もつれ合っていること〉の例えに使われるようになりました。

仏教の葛藤、禅の葛藤。

「仏教用語」と「禅の言葉」では、通常の『葛藤』とはまた少し違った意味を持ちます。

仏教で葛藤とは

仏教では、つるに絡みつかれた植物が枯れてしまうことを〈人が愛欲に溺れ、自滅してしまう様子〉に例え、特に愛欲などの煩悩を「葛藤」と呼びます。

禅で葛藤とは

『葛藤断句』という言葉を知っていますか。

禅では、〈難解な文字と語句に囚われて議論がいつまでも終わらないこと〉を「葛藤」、そうしたとりとめのない議論を断ちきる一句を〈葛藤断句(かっとうだんく)〉と呼びます。

使い方(用例)

天使と悪魔と心の葛藤

・正義感に燃えて警察官になったものの、理想と現実の間で葛藤し、3年で退職することとなった。

・海外ドラマ「SATC」は葛藤の物語である。〈立場も性格も違う4人が時に励まし合い、時に葛藤しながら友情を築く〉という側面と、〈それぞれが一人の女性として恋愛・仕事・友情などに悩み、日々心の葛藤を抱えながらも夢に向かって歩いてゆく〉という側面がある。

・嫁姑問題とは、立場の違う二人の女性《嫁姑》の間の葛藤はもちろん、両者の板挟みになる夫の苦悩や葛藤をさしている。

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