阿吽の呼吸の意味とは

阿吽の呼吸の読み方

阿吽の呼吸は、「あうんのこきゅう」と読みます。

阿吽の呼吸の意味

阿吽の呼吸とは、「二人以上が一緒に何かに取り組む時に微妙な調子や気持ちがぴったりと一致すること、またそのタイミング」です。

”一秒につき3回つく”事で話題の、「餅つきパフォーマンス」を見たことがありますか?

大きな杵と臼を使い、〈つき手〉と〈返し手〉と呼ばれる二人組が、餅をついてはこね、ついてはこね……

驚くべきは、その速さ!(どうして手の甲をついてしまわないか、不思議で仕方ありません。)

あの絶妙なタイミングこそまさに、『阿吽の呼吸』を表しています。

転じて「相撲の立ち合いで呼吸を合わせること」を意味する言葉にもなっています。

似た言葉(類語)

類語には、「ツーといえばカー」、「以心伝心」、「シンクロ」などがあります。

阿吽の語源・由来

阿吽は仏教で使われる呪文のひとつであり、〈対になる2つのもの〉を表す概念です。

万物のはじめと終わり

『阿吽』は、インドのアルファベットともいえる「梵字(ぼんじ)」の、最初の文字【a:ア】と最後の文字【hūm:フーン】の響きを漢字で表したもの。

日本語の五十音の最初の文字が【あ】、最後の文字が【ん】であるのも、この梵字の影響です。

このことから、密教で『阿吽』は〈万物の始まりと終わり〉を表す言葉とされました。

人が「あー」と産声をあげ、死ぬ時「うーん」といって死んでいくことも、阿吽の概念に関係しているといわれます。

そもそも「阿吽」=「呼吸」

息を吐くとき、吸うときの口の形を思い出してみてください。開いて吸って、閉じて吐くのが一般的ですね。

これに対して『阿吽』も、口を開いて【阿】→閉じて【吽】と発声します。

ふたつの共通性から、阿吽は〈呼気と吸気、呼吸〉を表す言葉となりました。

転じて、両者が呼吸ピッタリに行動する様を「阿吽の呼吸」や「阿吽の仲」というようになったということです。

阿吽と狛犬

狛犬の阿吽の呼吸

狛犬には左右で微妙な違いがあるのを知っていますか?見分けるコツは、口の形!

口を開いているのが「阿形(あぎょう)」、口を閉じた方が「吽形(うんぎょう)」と呼ばれます……もうお分かりですね!狛犬は阿吽のシンボルなんです。

有名な仁王像や沖縄のシーサーも、”あ・うん”の口をしています。お寺や神社でチェックしてみてください★

使い方(用例)

餅つきの阿吽の呼吸

・コートの中で繰り広げられる、絶妙なボール回しの数々。まさに阿吽の呼吸によって、このチームは成り立っている。

・”阿吽の呼吸”が通じる仲間とのミッションの遂行は容易だが、新鮮みは無い。

・相撲は毎回、両者の阿吽の呼吸によって始まるが、まれに呼吸が合わず、立ち合い失敗となる事もある。

スポンサーリンク

◇シェアする

◇フォローする

スポンサーリンク